ホーチミン市国家大学医学部は30日、ドイツの医薬品・化学品メーカーであるメルク(Merck)の医療用医薬品部門「メルクセローノ(Merck Serono)」との間で、国内初となる生殖医学研究センター設立に関する協力契約を締結した。2日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
それによると同社は、同案件向けに12万ドル(約9240万円)を支援する。この資金は生殖医学分野の人材育成と最新医療技術の移転などに使用される。同案件は戦略的想像研究事業(CREST)の一環で、ベトナムはシンガポール、インド、中国などと共に案件の実施国として選出されていた。
なお、同市生殖医学会によると、現在、全国で10組に1組の夫婦が不妊に悩んでいるという。