教育訓練省IT局のクアック・トゥアン・ゴック局長は8日、コンピュータと教科書で使用するベトナム語に関する指導通知草案の内容を明らかにした。言語学者らの意見を聴取した上で調整し、今年の10月に公布する予定だ。9日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
草案の内容は、ベトナム語で現在使用されていないアルファベットの「F、J、W、Z」の4文字を、ベトナム語のアルファベットに加えるというもの。ゴック局長によると、これら4文字がないため、例えば外国の地名や人名をベトナム語で表記する際のスペリングが複雑になっているという。一方、コンピュータユーザーはこの4文字を既に使い慣れている。局長は、4文字を追加してコンピュータと教科書で使用するベトナム語のスペリングを統一する必要があると述べた。
この通知が草案通りに公布された場合、ベトナム語のアルファベットは33文字となる。なお、草案はベトナム語で発音が同じ「Y」と「I」のスペリング問題についても触れている。