ホーチミン市では地下水が多く利用されている。しかし使用量の多さや気候変動の影響により、地下水量の減少や水質悪化が問題になっている。26日付カフェエフが報じた。
現在市内では25万7479か所の井戸があり、そのほとんどが家庭や小規模施設で利用されている。使用量は1日当たり60万6992立方メートル。安全に使用できる限度とされる1日の地下水量は80万立方メートルでこれにはまだ開きがある。しかし、5層から成る帯水層のうち、市西南部の第3層と第4層から1日に34万立方メートル取水されているため、この2層のバランスが悪くなっている。
同市人民委員会は当面、水資源管理に関する法規の実施を徹底すると共に、地下水利用制限地図を作成することにしている。水道網を整備して、2020年以降に地下水を利用できる地域を、9区・12区・トゥードゥック区・ホックモン郡・クチ郡に限定する予定だ。