ベトナム文化の象徴である銅鼓37個を鋳造して、ベトナムの伝説上の王であるフン王(雄王)が祭られているフン寺に奉納するほか在外ベトナム大使館などに贈呈するプロジェクト「銅鼓、祖国の響き」が14日に発表された。15日付VNエクスプレスが報じた。
計画によると、銅鼓鋳造の伝統のある北中部タインホア省で今月20日から鋳造が開始され、4月5日までにフン寺のある北部フート省人民委員会とホーチミン主席記念歴史地区に、最初の銅鼓が贈呈される。残りの銅鼓は、8月28日までに外務省に引き渡され、その後在外ベトナム大使館に展示される予定。
プロジェクト管理委員会によると、経費は民間からの寄付金によって賄う計画で、ベトナム歴史科学協会、ベトナム文化遺産協会、民間企業2社が発起人として出資している。同委員会はプロジェクト発表後に、寄付が集まることに自信をみせている。