旧正月(テト)向けのサービスには大掃除、飾り付け、料理、植木の手入れなどがあるが、今年は留守番サービスの需要が伸びているという。11日付トゥイチェー紙電子版が報じた。
ホーチミン市ビンタイン区に住むホンさんの家族は、毎年テト休暇に1週間ほどの旅行をする。以前は旅行から帰るたびに植木や草花を枯らしてしまうことを残念に思っていたが、去年初めて留守番サービスを利用し安心して旅行を楽しめたという。ホンさんの家族は今年のテトもこのサービスを利用して旅行に出かけるつもりだ。1週間ほどの留守番サービスに1000万ドン(約4万円)近くの料金はかなり高いが、安心を買うためには必要な出費だという。
ある留守番サービス提供会社によると、この仕事はそう単純なものではないという。財産の管理や火元の安全管理は言うに及ばず、依頼者の要求により植木や草花の手入れ、ペットの世話、仏壇への線香の手向け、訪問者への接客まで行うという。サービス料金は1日当たり60万~100万ドン(約2400~4000円)が設定されている。
依頼者が最も心配するのは留守の間に財産が盗まれないかということで、各サービス会社は信用の確保に気を使っている。財産リストを作成してもらい両者が確認すること、身元の確かな人物を配置することは欠かせないという。依頼する側も、信用の置ける会社を選んで詳細な契約書を交わすことが必要だ。