24日午後4時ごろ、ハノイ市カウザイ区ファムフン通りで建設中の「京南(Keangnam)ハノイランドマークタワー」の25階でぼやが発生し、一時勢いよく黒煙が立ち上る事態となった。消防車2台が出動したが、工事現場の守衛が門を開放せず、30分ほどで黒煙もおさまったため消防車は引き上げた。
京南ビナ事務所のゴー・クイ・コン所長によると、ぼやの原因は作業員が吸ったたばこの火の不始末で、建設資材をこがしただけで火は出なかったという
ハノイランドマークタワーは、ベトナム最高層の70階建て商業ビルと、48階建てのマンション2棟から成る。ぼやが起きたのは70階建てビルの25階部分。同タワーの建設現場では転落事故などの労働災害が頻発しており、これまでに6人の作業員や技術者が事故死している。