国家主席事務所は1日、9月2日の建国記念日を迎えるにあたり、受刑者5459人に特赦を適用する決定を発表した。特赦は今年2回目。
対象者の内訳は▽女性794人▽外国人19人▽国家安全保障に関する犯罪の受刑者13人――など。この特赦の恩恵を最も多く受けるのは、殺人罪で禁固12年の判決を受けたグエン・スアン・ヒエップ受刑者で、刑期満了日より7年11カ月余り早い釈放となる。
中央特赦評議会常務委員のレ・テー・ティエム公安次官は「これまでに特赦した約10万人の受刑者の大半は社会に溶け込み善良な公民になっており、企業家や公務員になった者も多い。しかし、およそ4%は再び犯罪に手を染めて刑務所に逆戻りしている」と語った。