農業農村開発省は保健省と協力し、肉類・臓器の輸入に関する安全衛生基準を設ける方針だ。
ホーチミン市、ハノイ市、北部ハイフォン市では現在、動物の肉や臓器が大量に輸入されている。ホーチミン市獣医局は、同市8区のチュックデン社で低品質の鶏肉8トン以上を押収した。これらの鶏肉は同社が輸入し大腸菌群に汚染されていることが確認された鶏肉13.5トンの一部で、すでに5トンは売却されてしまっていた。
しかし、輸入される肉類や臓器に使用されている化学品などに関する規制がないため、当局は違反業者を処罰できないでいる。新しい安全衛生基準には、肉類・臓器の処理法、使用する化学品の量、衛生基準、検査法などの規制が盛り込まれる見込みだ。また、違反業者に対する行政処分についても獣医法で規定される見込み。獣医法草案は年内に政府に提出される予定だ。