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- ロシア首相、初のベトナム公式訪問
- あらゆるレベルの訪問・交流促進で一致
- 緊密な連携と相互支援の継続を確認
ファム・ミン・チン首相はハノイ市で14日、ベトナムを公式訪問しているロシアのミハイル・ミシュスチン首相と会談し、両国間協力を効果的かつ実質的に強化するための具体策について話し合った。ミシュスチン首相にとって、今回が初のベトナム公式訪問となる。
両首相は、包括的な協力、特に経済・貿易・投資、エネルギー・石油・ガス、教育訓練、文化、観光、科学技術、地域協力の分野で協力強化のための基盤を築くべく、対話と政治的信頼を強化し、あらゆるレベルの訪問・交流を促進することで一致した。
両首相はまた、科学技術分野における協力の重要性を確認し、東南部地方ドンナイ省で建設が計画されている原子力科学技術研究センタープロジェクトで協力を継続することを望んだ。ミシュスチン首相は、ロシアは原子力発電分野で多くの国々と協力しており、ベトナムの原子力発電産業の開発を支援する用意があると述べた。
双方は、共通の関心事である国際問題や地域問題、国際フォーラムでの協力についても議論し、多国間フォーラムにおいて緊密な連携と相互支援を継続することを確認した。
さらに同日、両首相の立ち会いのもと、海洋科学共同研究のための科学研究船をベトナム・ロシア熱帯科学技術共同研究センターに引き渡すことに関する両国政府間の合意書、原子力分野における協力促進に関する覚書、ロシア産業商務省とベトナム情報通信省間の無線電子工学・デジタル技術分野における協力に関する覚書などが締結された。
ミシュスチン首相は14日と15日の両日にベトナムに滞在し、トー・ラム書記長、チャン・タイン・マン国会議長とも会見した。
ラム書記長は会見で、ベトナムはロシアとの伝統的な関係と包括的・戦略的パートナーシップを非常に重視し、ベトナムの外交政策においてロシアを優先事項としていると述べた。
ミシュスチン首相はトー・ラム書記長に対し、ウラジーミル・プーチン大統領からの伝言として、2025年にロシアを公式訪問し、戦勝記念日80周年(1945年5月9日~2025年5月9日)式典に出席するよう改めて招待した。