最近アルコール中毒による死亡事故が多発している状況を受け、保健省査察部は今月中にもまずハノイ市とホーチミン市で各酒造業者・酒販売業者の立ち入り検査を実施すると明らかにした。
同省査察部はこれより前にホーチミン市と東南部タイニン省の保健局に対し、アルコール中毒による死亡事故の主な原因は酒に含まれるメタノール濃度が高過ぎるためと指摘、衛生基準を満たしていない酒の流通を阻止しアルコール中毒を防ぐため、酒造業者と酒販売業者の検査を強化し、違反がある場合は厳しく処分するよう指導していた。
食品安全衛生局によると、全国の20省・中央直轄市で約2000種類の酒が流通していることが分かっているが、自家製酒やさまざまな植物や動物を漬けこんだ酒も含まれており、その大半は品質や毒性の検査が行われていないという。