クリティカル・エコシステム・パートナーシップ・ファンド(CEPF)が22日ベトナムで発足し、ベトナムの生物多様性が脅かされている地域(ホットスポット)の保全プログラムに950万米ドル(約10億5000万円)を支援すると明らかにした。
CEPFは発展途上国のホットスポット保全プログラムを支援するために設立された基金で、コンサベーション・インターナショナル、世界銀行、地球環境ファシリティ、米マッカーサー財団、日本政府が出資者として参加している。
今回のプログラムは、地元の民間組織の協力を得て5年間かけてカンボジア、ラオス、タイ、中国南部、ベトナムの5カ国で生物多様性保全活動を行うことを目標にしている。ベトナムでは北部のカオバン省、バッカン省、トゥエンクアン省の山間部で、霊長類の保護活動を実施する予定。