ホーチミン市では今年2月から、毎日約100台のし尿運搬車の収集したし尿が処理施設に運搬されず、環境中に垂れ流しされている可能性が高いとみられている。
市内でし尿処理を行う唯一の企業であるホアビン廃棄物処理社によると、今年2月に同市ビンチャイン郡でダーフオック廃棄物処理施設が操業を開始して以来、毎日30台ほどの運搬車しかこの施設を利用していないという。同市では昨年5月からし尿収集運搬車を登録制にしており、これまでに約130台が登録済みだ。すなわち、毎日約100台分のし尿が適切に処理されず、どこかで処分されていることになるが、環境内に垂れ流しされている可能性が高い。
同市人民評議会は、し尿の垂れ流しは伝染病の流行を引き起こす原因となりかねないとしてこの問題を重視、年内に問題を解決するよう関連機関に要請した。