ベトナム初の人工衛星(通信衛星)「ビナサット1」が19日午前5時17分(ベトナム時間)に南米仏領ギアナの宇宙基地から打ち上げられ、無事軌道に乗ったことが確認された。ベトナムは世界で93番目、東南アジアでは6番目の衛星保有国となった。今後、製造元の米ロッキード・マーティンが1カ月ほどかけてシステムの検査を行った後、ベトナム郵政通信グループ(VNPT)に引き渡される。
打ち上げ成功後、グエン・タン・ズン首相は「ビナサット1は、政治的・経済的・社会的意義が大きい事業だ。世界におけるベトナムの地位向上に貢献するものとなる」と発表した。