ハノイ市で11日に実施された食品安全衛生検査で、スーパーマーケットチェーン「ビッグC」で販売されている果物類について、複数の商標表示違反があったことが分かった。
検査の結果、ベトナムで栽培された韓国種のナシが「韓国ナシ」と表記されており、韓国産であるとの誤解を招くと指摘された。また米国種のリンゴ、中国種のプラムやブドウでも同様の違反が見つかった。またビッグC側は、果物は同社が直接輸入していると説明したが、検査団にいくつかの果物について原産地証明書の提示を求められた際、提示することができなかった。
ハノイ市保健局のレ・アイン・トゥアン局長によると、食品安全衛生規定では、これらの違反は200~600万ドン(約1万4000~4万3000円)の罰金処分の対象となる。