携帯電話各社はこのほど、携帯電話番号の数が不足する恐れがあるとして、現在の10けたの番号に替えて11けたの番号を採用するよう郵政通信省に提案を行った。
専門家によると、このままでは携帯電話番号が底を付くというビナフォン、モビフォン、ベトテルの携帯電話3社の訴えは、管理能力の不足と激しい顧客獲得競争の結果だという。この3社は各社が2000万通りという十分な数の電話番号を所有しているにも関わらず、それぞれが顧客を獲得しようとなりふり構わない販促キャンペーンを展開、実際には使用されていない電話番号や懸賞の応募にしか使われていない電話番号があふれている。11けたの番号を採用した場合、約8000万の人口に対して8億通りもの番号が存在する異常な事態となる。
郵政通信省は現在この提案を検討しているが、もし実現すれば携帯電話番号の管理がさらに複雑化し、市場が混乱する恐れがある。