結合双生児の弟として生まれ、18年前に分離手術を受けたグエン・ドクさん(25)が、12月に結婚することになった。お相手は、2年前にボランティア活動を通じて知り合った1つ年下のトゥエンさん。
「ベトちゃん、ドクちゃん」として知られるベトさんとドクさんは、ベトナム戦争中に米軍がまいた枯葉剤の影響を受けたと見られ、下半身が結合した状態で生まれた。1988年に行われた分離手術は無事成功し、ドクさんは順調に成長して、現在は松葉杖を使いながら、ホーチミン市内の病院職員として働いている。兄のベトさんは、脳障害のため今も寝たきりのままだ。
ドクさんとトゥエンさんの結婚式は12月16日、ホーチミン市内にあるTAXデパートのレストランで行われる予定。