25日午前7時ごろ、ハノイ市ドンダー区人民裁判所のグエン・ティ・キム・ロアン(40)裁判官(民事担当)がバイクで自宅を出たところ、突然何者に硫酸を顔や体に浴びせられ、その後病院に搬送された。ロアンさんは顔面と首付近にひどい火傷を負っており、後日皮膚移植を行なう見通し。
近所の人の話によると、ロアンさんは1ヶ月ほど前にも自宅近くで、何者かに石膏片を2mの至近距離から顔面に強く投げつけられる被害を受けていた。またこの事件が発生する前の2日間(23、24日)には、ロアンさん宅付近で不審な人物が目撃されている。
ロアンさんは離婚裁判とそれに伴う財産分与裁判を担当しており、警察当局では、これらの判決に恨みを持つ人物による犯行の可能性が高いと見て引き続き捜査を進めている。