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北部紅河デルタ地方ハイフォン市キエンアン区バックソン街区(phuong Bac Son)で22日午後、首がない女性の遺体を地元住民が発見した。通報を受けて駆け付けた警察が規制線を張って、周辺は一時騒然となった。
警察によると、遺体は50歳程と見られ、同街区にあるクービエン都市区(khu do thi Cuu Vien)で首から上がない状態で見つかった。現場検証は同日午後8時ごろまで行われた。地元紙トゥオイチェー紙(Tuoi Tre)の聞き込みによると、この女性は男性との間で痴情のもつれが発生していたとのこと。
その後、遺体はB・T・Hさん(54歳)と判明。第一発見者となったのは同都市区で家を借りて食堂を開いている娘のP・T・Pさん(33歳)で、遺体の発見場所はPさんが借りている食堂だった。
死亡したHさんと内縁の夫であるチャン・バン・ヒエップ容疑者(59歳)は、トゥイグエン郡ホアンドン村(xa Hoang Dong,huyen Thuy Nguyen)に暮らしていたが、最近、ヒエップ容疑者の暴力が酷くなり、娘の食堂に避難していた。ヒエップ容疑者は21日午後10時ごろ食堂にやってきて居座った。
深夜になったため、娘と従業員は店じまいして帰宅。Hさんとヒエップ容疑者が食堂に残ることとなったが、両者の間でいさかいが起こり、ヒエップ容疑者がHさんを刃物で刺し殺した。
検死の結果、Hさんは刃物で刺し殺された後、頭部を切断されたと断定。ヒエップ容疑者は遺体を台所に運んでガスコンロで燃やそうとしたが、これに失敗。遺体を現場に残してバイクで逃走した。
その後、ヒエップ容疑者は、アンズオン郡アンホン村(xa An Hong,huyen An Duong)のカム川(song Cam)に停泊させてあった自分の釣り船で、電気ケーブルを手足に巻き付けて感電死した状態で発見された。自殺の可能性が高いと見られている。