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東南部地方ビンズオン省ジーアン市(TP. Di An)にあるベトナム国家大学ホーチミン市校(VNUHCM)の学生寮で21日夜、男性大学生が半裸で両手を縛られた状態で階段で発見された。本人は強盗被害に遭ったとして警察に届け出たが、後に狂言であることが発覚した。
被害を届け出たL・Eさんは発見時、上半身裸の下着姿で、リュックサックを持っていた。強盗に携帯電話を奪われたと話していたが、リュックサックの中にはノートパソコンや財布が残されていた。
通報を受けた警察が捜査に乗り出して現場検証を行ったが、男子大学生の証言に怪しい部分が多いことから強盗事件が狂言であると見破った。
警察の調べによると、2月上旬、Eさんは同じ学生寮に住む男子大学生からメッセージを受け取って性行為に誘われた。この人物は、見返りとしてEさんに300万VND(約1万5200円)を支払うことを約束し、Eさんがこれに同意。
2人は21日午後6時半ごろ、人気のない学生寮の非常口付近で待ち合わせし、双方合意の上でSMプレイに及んだ。この時、相手の学生がEさんの両手を縛り上げた。しかし行為後、相手が報酬の支払いを拒否。さらに、Eさんが追ってこられないよう長ズボンと携帯電話を持ち去って上の階に逃走。8~9階の非常口付近で奪った物を捨てた後、自分の部屋に戻っていった。
取り残されたEさんは、縛られた紐の結びを解けず、3階の階段から声を上げて助けを呼んだ。近くにいた学生らが非常口を開けてEさんを発見し束縛を解いたが、EさんがSMプレイに及んでいたことを隠して強盗に襲われたと話したため、警察が動く大事に発展した。
なお、警察は、携帯電話を持ち去った行為が資産強奪を目的としたものではなかったため、相手の男子大学生を刑事処分としないことを明らかにした。