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南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット市警察は4日、ベトナム人妻の実家の敷地内で大麻を栽培していたとして、カナダ人男性G・J・E氏(51歳)に行政処分を下す方針を明らかにした。
E氏は、同市ティエンギエップ村(xa Thien Nghiep)にある妻H・M・Hさん(31歳)の実家の敷地で数百本の大麻草を栽培。当局が立ち入り検査を実施した際、同氏はカナダ政府が発行した医療用大麻の栽培ライセンス(大麻草25本以内)を提示したという。
当局は今回の摘発で、敷地内に植えられていた大麻草を押収。その数は計476本で、最も背が高いものは約2m、最も背が低いものは約20cmだった。
取り調べに対し、E氏は医療用大麻を栽培していた事実を認めており、カナダ政府発行のライセンスを提示。カナダでは以前から医療用大麻が合法化されており、2018年には嗜好品としても解禁されたが、ベトナムでは違法。カナダ政府が発行したライセンスもベトナム国内では無効となる。