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ホーチミン市12区にあった人気のカラオケ店「XOファラオーン(XO Pharaon)」で客らが違法薬物を使用していた事件で、同市人民裁判所は17日、事件に関与した被告8人に有罪判決を下した。
同店のオーナーで主犯格のチャン・ゴック・フック被告(男・37歳、ニックネーム:フックXO)は、違法薬物の使用を容認した罪に問われ、禁固12年の判決を言い渡された。これに加え、裁判所は同被告に対し、5000万VND(約23万円)の罰金を科すとともに、同被告が違法行為で不正に得ていた利益6億VND(約276万円)を没収することを決定した。
また、同店のスタッフなど他の被告7人には禁固7~8年の判決がそれぞれ言い渡された。起訴状によると、被告らは2018年11月から店内で客の違法薬物使用を容認し、薬物吸引の際に使用するストローや皿なども貸し出していた。
これに先立ち警察は2019年4月、同店の立ち入り検査を実施。その結果、大量の違法薬物を押収し、麻薬使用の疑いで店内にいた男女約100人を一時拘束した。
フック被告は常に派手なゴールドの装飾品を身につけ、「ベトナムで最も多くのゴールドを身につける男」として知られていた。同被告が所有するゴールドのアイテムには、ゴールドめっきの高級車や、巨大なネックレス、指輪、キャップなどがあったが、逮捕後にいずれも偽物だったことが判明している。