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南中部高原地方ラムドン省ラムハー郡タンタイン村にあるコーヒー農園で、祖母と孫2人の計3人が殺害され、遺体を土中に埋められる事件が発生した。同省警察は26日、コーヒー農園のオーナーであるギエム・ティ・ニー容疑者(女・48歳)を殺人容疑で逮捕したことを明らかにした。
被害に遭ったH・T・Vさん(女性・71歳)とニー容疑者は隣人同士。Vさんは24日、同容疑者の農園で育てられていたアボカドを譲ってもらおうと、孫のD・D・T君(4歳)とD・T・N・Tちゃん(3歳)を連れて農園を訪れた。
同容疑者は、銀行からの資金借り入れが原因でVさんの息子でT君とTちゃんの父親であるD・V・Qさんに恨みを持っていたため、Vさんと激しい口論となった。同容疑者は刃物で複数箇所を刺してVさんを殺害し、孫2人も殺害した上、家族と協力して3人の遺体を農園の土中に埋めて隠した。
Vさんの家族の通報を受けて地元住民を動員して捜索にあたった警察は25日未明、同容疑者の農園に新たに掘られた形跡があり、地中からVさんの手が出ているのを発見した。
同容疑者は逃走していたが、現場から50km離れた同省ドゥックチョン郡リエンギア町で逮捕された。