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南中部沿岸地方クアンガイ省人民裁判所は18日、隣人を殺害したとして殺人罪に問われていたチャン・チュン・ベト被告(男・30歳、同省ビンソン郡在住)に死刑の判決を言い渡した。
起訴状によると、2月8日18時ごろ、ベト被告が同省ビンソン郡ビンソン町第1ミーフエ村の自宅でビールを1人で飲んでいたところ、隣人のダン・チュン・チュオンさん(男性・25歳)が家の前をバイクで通りかかった。
しかしチュオンさんのバイクのマフラー音が騒がしく、「自分を挑発し見下しているように聞こえた」ため、ベト被告はキッチンからナイフを持ち出し、チュオンさんの自宅に向かった。しかしチュオンさんが不在だったため、ベト被告は自宅に戻った。
その後、ベト被告はナイフを持って再びチュオンさんを探しに行き、近くの三差路でチュオンさんが歩いているのを発見した。そこでベト被告はチュオンさんに近づき、ナイフでチュオンさんを刺した。傷が深かったため、2月12日までにチュオンさんは死亡した。
事件後、ベト被告は帰宅しナイフを洗ってからビンソン郡警察に自首し、凶器も警察に渡した。クアンガイ省人民裁判所は、事件の状況を考慮した結果、ベト被告に死刑の判決を下した。ベト被告はさらにチュオンさんの遺族に賠償金として2億VND(約95万7000円)を支払わなければならない。
これに先立ち、ベト容疑者は2009年と2010年にもクアンガイ省ビンソン郡人民裁判所および東南部地方ビンフオック省ブーダン郡人民裁判所で窃盗罪に問われて裁判にかけられている。