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ハノイ市E病院はこのほど、直径10cm、長さ3mの鉄棒で胸部を貫通された男性(38歳、紅河デルタ地方ビンフック省在住)の緊急手術を行い、奇跡的に救命に成功したと明らかにした。
この男性は9日夜、知人らと共に車でハノイ市からビンフック省に向かう途中、バックタンロン工業団地付近で交通事故に遭った。車は中央分離帯に衝突し、その際、中央分離帯にあったとみられる鉄の棒が車体に突き刺さり、助手席に座っていた男性の左胸部から背中にかけてを貫通した。
男性は翌日の10日午前1時15分ごろ、肺や肋骨などを破損した重傷の状態でハノイ市内のE病院に救急搬送され、すぐに鉄棒の摘出手術を受けた。
執刀医らは、約4時間に及ぶ手術の末、鉄棒を無事に摘出。男性は奇跡的に一命を取り留めて、危険な状態からは脱したが、現在も引き続き集中治療を受けている。