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ホーチミン市タンフー区ソンキー街区第27通りの路上で3月14日夜に男性が何者かに拳銃で撃たれ負傷した事件で、同市警察は7日、ホー・タイン・ニャン容疑者(男・22歳、ビンタイン区在住)とレ・ダン・クアン容疑者(男・25歳、同区在住)を殺人容疑で逮捕したことを明らかにした。
被害に遭ったのはN・T・Pさん(男性・30歳)。Pさんは3月14日22時ごろバイクで帰宅し、門を開けようとしたところでクアン容疑者に拳銃で肩、胸、背中を3発撃たれた。事件発生直後、隣人に病院へ救急搬送されて集中治療を受けたが、重傷で労働能力の36%を失っている。
クアン容疑者は現場から逃走したが、後日ビンタイン区にある潜伏先で警察に逮捕された。警察は取調べで、殺し屋のクアン容疑者を雇ったニャン容疑者を特定し逮捕した。
捜査結果によると、ニャン容疑者の母親の友人であるHさん(70歳、ビンタイン区在住)は40歳年下のPさんと交際していたが、3月にPさんから別れを告げられた。これに腹を立てたHさんは憎しみを晴らすため、息子のニャン容疑者に「戒め」を依頼した。
これを受けて、ニャン容疑者はクアン容疑者に3億VND(約145万円)を支払って殺害を依頼した。犯行に使われた拳銃は自作の拳銃で、クアン容疑者は「ハイフォン市(紅河デルタ地方)で購入した」と供述している。
警察はHさんの関与度合いなど引き続き裏付け捜査を進めている。
最終更新:2019年3月21日 12:00 JST