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中国の環球時報(The Global Times)によると、中国江蘇省でこのほど、ベトナムから誘拐されて連れてこられたとみられるベトナム人の少女が保護された。当初は20歳とされていたが、実際の年齢は12歳。お腹が大きく妊娠3か月目に入っていた。
事件が発覚したのは10月初め。江蘇省徐州市の病院に妊婦が夫とその母親らしき人物とともに診察に訪れた。医師らは、妊婦の中国語が上手くないことや見た目が20歳とは思えないほど幼かったことから、夫たちに疑いを抱き、警察に通報。
警察は少女がベトナムで誘拐された人身売買の被害者とみて捜査を進めており、中国中央電視台(CCTV)によると、警察は少女の名前がXieで、年齢は12歳、ベトナムの紅河デルタ地方ハナム省出身であることを発表。5年ほど前に人身売買組織に誘拐されて、徐州市在住のLie(他媒体ではLuuとも)という男に買われたとみている。
少女を病院に連れてきた夫らしき人物が35歳のこの男で、もう1人はTaという47歳の女。2人は医師らに少女が20歳だと告げていた。警察は2人が人身売買に関与したとみて身柄を拘束している。CCTVによると、雲南省では2011年から現在までに、ベトナムで誘拐された人身売買被害者14人(女性と児童)が保護されているという。