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新婚初夜に夫婦で寝ているところを夫の母親に叩き起こされて、贈り物として受け取った金製品の返還を要求される。そんな悲惨な目に遭ったのはハノイ市出身のフックさんだ。
夫の実家は北中部タインホア省にあり遠いため、結婚披露宴はハノイ市とタインホア省で2回行った。フックさんの地元ハノイ市での披露宴では、花嫁側の親戚一同が参加し、新郎新婦に記念品として各種の金製品を贈呈した。花婿側からは両親を含め5~6人が参加したが、贈り物の用意はしていなかった。しかしフックさんは、これを気にも留めていなかった。
翌週に行われたタインホア省での披露宴では、今度は花婿側の家族から2人に金製品が贈られた。フックさんは予想もしていなかった贈り物に大感激。ところが喜びもつかの間、その日の夜に寝室の戸を激しく叩く音がするので開けてみると、夫の母親がいた。
義母は、翌朝ハノイ市に帰る2人に「物騒なので(贈ったばかりの)金製品を預かる」と言う。フックさんは、そんな話はどこかの山奥の家か古風な家柄のことと思っていたので驚いたが、丁重にお断りすると、義母はそれ以上何も言わずに引き上げた。
花婿側の家族が無理をして面子を立てたのだとすれば、夫婦の実家間の経済格差がかいま見える話だ。