(C)nguoilaodong Xu Haisheng容疑者 写真の拡大. |
ホーチミン市タンソンニャット空港当局は8日、ベトナム航空(Vietnam Airlines:VNA)ジャカルタ(インドネシア)発~ホーチミン行き便に搭乗していた中国人乗客、Xu Haisheng容疑者(男・44歳)を窃盗容疑で逮捕した。
Xu容疑者は、機内で日本人乗客2人の手荷物から現金を盗んだところをベトナム人乗客に発見された。被害に遭った日本人乗客によると、財布に入っていた現金約5000ドル(約51万円)が盗まれたが、クレジットカードなどは無事だったと言う。Xu容疑者は、窃盗がばれないよう座席の移動を繰り返していた。
同容疑者は罪を認め、ジャカルタ市に強制送還されることになった。2014年に入って、ベトナム航空の機内で起きた窃盗事件は今回で13件目。いずれも中国人によるもので、搭乗手続き時に乗客の中からターゲットを見定め、ターゲットの手続き中、近くに立って座席を確認してから、窃盗に都合の良い自分の座席を選ぶという手口だ。
なお、ベトナム航空は客室乗務員に対し乗客の監視を強化するよう指導しているが、乗客に対しても自分の手荷物に気をつけるよう注意を呼びかけている。