メコンデルタ地方バクリエウ省警察は、親戚の女性を殺害した疑いで、同省ケサック郡アンラックタイ村在住の高校生グエン・フー・チー容疑者(18歳)を逮捕した。
殺害されたのは、同じくケサック郡在住のグエン・ティ・トゥ・ハーさん(23歳)で、13日午前11時ごろに自宅で何者かに首を絞められた後、刃物で刺されて死亡しているのが発見された。被害者は親戚の女性宅に居候しており、この日は1人で留守番をしていたという。
警察は捜査の結果、この親戚女性の甥で、高校3年生のグエン・フー・チーに疑いの目をむけ、事情聴取を行ったところ犯行を認めたため、緊急逮捕した。
チー容疑者は、警察の取調べに対し、「叔母の家を訪ねた際、ハーさんが1人で留守番していると分かり、わいせつ目的で家に侵入した。しかし、激しく抵抗され、叔母に言い付けると言われたため、カッとなり、縄で首を絞めて気絶させた後、キッチンにある果物ナイフで殺害した」と供述している。
同容疑者は、被害者を殺害後、凶器と被害者の携帯電話を殺害現場から持ち去った。凶器となった縄を外のトイレに流して処分した後、平然と学校に通い、学校裏の草むらに果物ナイフを捨てた。
なお、同容疑者が通っているケサック高校の校長によると、同容疑者は成績も優秀で、真面目な印象だったという。