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家の前には一対のミイラのようなものが横たわり、敷地内のあちこちに数百もの「人の顔」の彫刻が飾られている・・・東南部タイニン省ホアタイン郡チュオンタイ村のとある家の敷地内に散在する彫刻の数々が不気味で不快だとして、周辺住民らが被害届を出していたことが分かった。タインニエン紙(電子版)が報じた。
問題の家は、村の市場から1キロと離れていない、人通りの多い交差点に位置していた。およそ1000平方メートルの敷地の中に面積30平方メートルほどの小さい家があり、その周囲は草木が生い茂っている。家の前には男女のミイラのような一対の彫刻が横たわり、庭の中央には大きな墓石。そして敷地内のあちこちに人の顔の彫刻が置かれ、中には鼻や額にナイフが刺さって血を流しているように見えるものもある。近所の人々は、「とても気味が悪くて、子供も大人も怖がっている。夜は誰も外に出たがらない」と話す。
これらの彫刻は、この土地の持ち主である芸術家のファム・チュンさん(72歳)によるもの。チュンさんはホーチミン市在住で、近隣住民によると「時々ふらりと現れ、一心不乱に数十もの作品を作っては帰っていく」という。チュンさん本人に話を聞くことはできなかったが、彼の妻は「(夫が言うには)これらの作品は世界の罪を表現したもので、誰かに対する敵意や憎悪を意図したものではない」と説明している。
住民の苦情を受けた同村人民委員会とホアタイン郡文化情報部はチュンさんに一部の彫刻を撤去するよう提案。チュンさんはこれに応じ、暴力を表現したような不快感を与えるものについては既に撤去した。
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