(C) dantri, ゲアン省山間部の村に現れた大亀 写真の拡大 |
北中部ゲアン省の山間部にあるイエンタイン郡リエンタイン村で最近、体長70センチもある大亀が民家の軒先に迷い込んで、この地方でちょっとした騒ぎになっている。30日付ザンチーが報じた。
突如として現れたこの大亀だが、同省の河川に生息していた亀が9月下旬の洪水で山間部にまで流されてきたのではないか、と考えられている。この亀は体長70センチ、重さ12キロ。ハノイ市ホアンキエム湖の大亀とはいかないまでも、かなりの大きさだ。
同群森林保護局は、この亀を早急に自然環境に戻すよう、再三要請しているが、亀が迷い込んできた家の主、タイ・バン・ズン氏は、「この亀は神が私の元に遣わしてくださった神聖な亀であり、手放すつもりはない」と当局の要請を拒否。
山間部に大亀が現れるという物珍しさから、地元住民が大挙してズン氏宅に訪れるようになっており、最近では「亀様の拝観料」と称して、1回当たり5000~5万ドン(約23~235円)の見物料を取っている。「亀様」に対する信仰心を確認するためなのか、ご丁寧にも誰がいくら払ったのか帳簿までつけている。
なお、今回の騒動に対して同郡人民委員会は、信仰心を利用して人々から金品を搾取することを止め、亀を早急に森林保護当局に引き渡すよう求めており、ズン氏がこれに応じない場合は、強制的に亀を取り上げる方針を示している。
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