北中部タインホア省ハチュン郡ハビン村警察はこのほど、教え子の女子中学生二人を騙して、東北部クアンナム省のカラオケ店やマッサージ店で働かせた疑いで、中学教師のレ・ティ・フエ氏に事情聴取を求めた。19日付ザンチー紙(電子版)が報じた。
警察によると、6月28日に女子生徒二人のうち一人の母親から、「娘が友人と一緒に家を出て、もう3日も家に戻らないので、探してほしい」との届け出を受けた。
警察が調べを進めるうちに、行方が分からなくなっていた、もう一人の女子生徒が判明した。この女子生徒の両親に事情を訊いたところ、フエ氏が「家計を助けるために、仕事を探していると生徒たちから相談を受けたので、タインホア市で仕事を紹介する」と言って、女子生徒二人を連れて行ったことを突き止めた。
フエ氏は、タインホア市で仕事を紹介すると言ったにも関わらず、実際はクアンナム省行きのバスに生徒を乗せ、それぞれカラオケ店とマッサージ店で働かせていた。数日後、勤め先から逃走した二人が家に戻り、今回の事件が発覚した。警察は現在、事件の全容解明を急いでいる。