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ベトナムでは、仏教徒が最も多く、厳しい戒律の中で生きる僧侶は尊敬の対象となっている。しかし、今年は一部の僧侶が芸能界に度々露出するなどして、国民から顰蹙を買った。20日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
11月初め、“ベトナム歌謡会のキング”とも称される人気歌手ダム・ビン・フンがホーチミン市で行われたコンサートのステージで、ある僧侶と接吻を交わしたことが世間の大きな注目を集めた。フンは自由奔放な人柄で人気を集めている反面、その言動が度々批判の的になる。今回は「いくらファンとはいえ、僧侶とキスするとは何事か」とマスコミにたたかれる結果となった。
また、8月に開催されたミスベトナムでは、出場者のお色直し(化粧から水着着用の補助まで)を行う僧侶が現れ、“女体に触る生臭坊主”として批判された。これらの僧侶たちは熱心なフェイスブック(FB)ユーザーでもあり、フェイスブック上で僧侶として、あるまじき書き込みなどを繰り返していた。また、FBニックネームも「太ったおけつ」などとふざけた名前を登録していたという。
このほか、7月に放送されたオーディション番組「ベトナムアイドル2012」では、尼僧が出場して周囲の出場者を驚かせた。この尼僧は自信満々に「歌って踊れるスターになりたいの。将来的には映画デビューしたい。夢はベトナムのチャン・ツィイーよ♪」などと語っていたが、予選であっという間に姿を消した。