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北中部タインホア省の警察官が10月末、交通違反を犯したバイクのドライバーに警棒を投げつけ転倒させた様子を撮影した動画がフェイスブックやTwitterに投稿され、国内で議論の的になっている。6日付VNエクスプレスが報じた。
ことの一部始終を目撃した地元住民の証言によると、パトロール中の警察官がヘルメットをかぶらずにバイクを運転していた男性に警棒を投げつけ、その警棒がバイクの前輪に挟まり転倒した。ドライバーは道路に投げ出され、隣を走行していた無関係のバイクも巻き添えになって転倒したという。
ネット上では、警察官の強引な手段に対して賛否両論が巻き起こっている。交通違反撲滅のため、有効な手段だと評価する意見もあれば、暴力的であまりにも危険すぎると非難する声も上がっている。
これについて同省警察のチャン・バン・トゥック長官は、「犯罪者を逮捕するために警棒を投げつけることは認められる行為だが、交通違反者を取り締まる際に、このような警棒の使い方をするようには指導していない。投稿された動画のような行為が実際にあったかどうかは、現在調査中だ」とコメントした。