メコンデルタ地方カマウ省で4日夜、警察が賃貸住宅で行政規定違反の立ち入り捜査を行っているところを取材していた国営通信社の記者が、警察に手錠をかけられ警察署に連行され、翌朝まで身柄を拘束されていたことが、記者の訴えで明らかになった。6日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
調べによると、国営通信記者レー・フイ・ハイさんは4日夜、出張先のカマウ省カイヌオック郡ルオンテーチャン村で、警察が賃貸住宅で行政規定違反の立ち入り捜査を行っているところを撮影していると、警察に職務質問をされた。ハイさんは記者証を提示したものの、手錠をかけられ警察署に連行された。
ハイさんによると、警察署に着くとカメラ、携帯電話、及び記者証を没収され、警察官にケガを負わせたとして、公務執行妨害の書類への署名を強いられたという。さらに、警察署に連行された4日23時30分から翌5日3時まで手錠で窓のサッシに腕を繋がれてたという。
一方でケガを負ったとされる警察官を診察した医師によると、当該の警察官は小指に0.1x0.2センチメートルの切り傷があるほか至って健康だとしている。