メコンデルタ地方カントー市ニンキエウ区警察は2日、1年前に女性に振られたことを根に持ち、その腹いせに女性の家に手榴弾を届けた男を拘束したと発表した。
8月28日午後7時半ごろ、同区在住の女性Tさん(26歳)が自宅で家族の誕生パーティーを開いていたところ、呼び鈴が鳴ってTさんの家族が応対に出た。玄関先には若い男がおり、Tさんに手渡して欲しいと言って包みを預けて立ち去ったという。知り合いからの誕生プレゼントだと思ったTさんが包みを開けてみると、中には本物の手榴弾が入っていた。
Tさんは警察に被害届を出し、昨年9月にメコンデルタ地方バクリエウ省出身のズイという男から告白されたが拒否すると、受け入れなければ殺してやると脅迫を受けたことがあると証言した。警察はこの情報から、現在カントー市オモン区トイホア地区民間防衛隊職員のダン・ゴック・ズイ(19歳)を割り出し任意で取り調べたところ、自分がやったと認めたという。ズイは手榴弾を民間防衛隊の保管庫から盗み取ったと話している。