2009年7月にメコンデルタ地方アンザン省ティンビエン郡ニャーバン町の金(きん)販売店「クオックタン」が武装した強盗団に襲われ、金230テール余り(約8.6キログラム)が奪われた事件(※関連ニュース参照)で、アンザン省人民裁判所は22日、強盗団メンバーのチャン・バン・チュン被告(41歳・男)に強盗罪で禁固18年の判決を出した。
チュン被告は1996年にカンボジア南部タケオ州で土地を借り農業を営んでいたが、その後カンボジア人のピエン・チャイ(42歳・男)と知り合い、チャイからカンボジアと国境を接しているベトナム側での金販売店強盗計画に加わるよう持ちかけられた。チュン被告は店のリストの作成と道案内役を引き受けた。
2009年7月5日、チュン被告に案内を受けたカンボジア人強盗団6人は、短銃5丁を使ってターゲットの店を襲い金を奪ってカンボジアに逃走した。しかしアンザン省警察とカンボジア警察当局の協力により、同年9月9日までに犯人グループ全員が逮捕された。