南中部クアンガイ省警察は5日、針金で首を絞めて妻を殺害した疑いで同省ソンティン郡ティンハー村在住のファム・バン・ビエン容疑者を逮捕した。
警察の調べによると、ビエン容疑者は3日夜外出しサッカーワールドカップの試合をテレビ観戦していた際、妻のカオ・ティ・ギアさん(33歳)から家に帰るよう何度も電話を受けたがすぐに帰らなかったため、帰宅したとき妻から激しく叱責された。これに腹を立てた同容疑者は針金でギアさんの首を絞め殺害。その後、ギアさんが首を吊って自殺したように偽装してから叫び声をあげて近所の人に助けを求めた。近所の住人らが駆け付けてギアさんに人工呼吸し病院に運んだが、ギアさんは助からなかった。
翌4日ギアさんの葬式が行われていた最中に警察が現れ、ギアさんの遺体の検視を要求。警察は検視の結果、死亡原因は首吊り自殺ではなく絞殺によるものと断定した。ビエン容疑者は警察の追及に対し、妻の殺害を自供した。