ホーチミン市ビンタイン区警察は2月26日、同区にあるザーディン人民病院血液科の医師グエン・ディン・カオ(25歳・男)を傷害容疑で緊急逮捕した。被害者は同じ科に勤務する女性看護師のゴー・ティ・バオ・トゥックさん(27歳)。
警察の調べによると、カオ容疑者は以前からトゥックさんに思いを寄せ何度も交際を申し込んでいたが、恋人がすでにいることを理由に拒否されていた。事件前日の2月25日夜にもカオ容疑者はチュックさんに電話して自分の気持ちを伝えていたが、これも拒否されたためチュックさんの目の前で自殺しようと決意したという。
翌日の早朝、カオ容疑者はチュックさんをトイレに連れ込んだが、チュックさんに大声を上げられたため隠し持っていた刃物で何度も刺した後、自分の首を切って自殺を試みた。この直後に病院の警備員が駆けつけ、カオ容疑者から刃物を取り上げて拘束、チュックさんを救出した。チュックさんは大量に出血していたが一命を取り留めた。