南中部クアンナム省人民裁判所は12日、レ・カオ・グエン被告(56歳・男)に不法出国ほう助罪と強盗罪で禁固6年を言い渡した。
グエン被告は1980年4月9日、仲間とともに武器を準備し南中部クアンガイ省在住の漁民の漁船3隻を奪って密出国を試みたが、あえなくクアンガイ省国境警備軍に逮捕された。グエンとその一味は地元警察に引き渡され留置所に収容されていたが、隙をついて逃亡に成功した。
グエン被告は全国に指名手配されたが、逃亡直後に名前を変えて中部高原地方ダクノン省クロンノー郡で生活していた。しかし逃亡から30年近く経った2009年3月になって、隠れ住んでいることに嫌気が差し、故郷のクアンナム省に帰って警察に自首していた。