メコンデルタ地方アンザン省人民検察院はこのほど、障害を持つベトナム人10人を違法に出国させたとして、ラム・ミン・ホアン(59歳・男)とその妻グエン・ティ・ガー(53歳)を起訴した。
起訴状によると、ホアン被告とガー被告は2003年からタイに違法出国して暮らしていたが、物ごいが「商売」になるとみてベトナムに舞い戻り、2007年6月から2009年3月までの間にアンザン省在住の無職の障害者10人をタイに連れて行って物ごいさせた。
両被告は10人に物ごいさせ1人1日当たり300バーツ(約830円)を上納させていたが、これに不満を持った障害者らとトラブルになり8人をベトナムに帰国させた。
ホアン被告とガー被告は昨年6月10日、アンザン省チャウドック町で違法に入国しようとしたところを発見され逮捕された。