北部タイグエン省警察は20日、同省フールオン郡ボーチャイン村人民委員会の文化部門の幹部職員ノン・バン・ティエン(27歳・男)、同人民委経理職員ハー・ティ・フオン(29歳・女)、ティエンの弟マイン(21歳)の3人を強盗容疑で逮捕した。
この3人は金欲しさからいわゆる「美人局(つつもたせ)」でフオン容疑者の知り合いの男性Sさん(30歳)から金品を奪うことを計画。フオン容疑者は19日午後1時半ごろ、Sさんをタイグエン市内のホテルの一室に誘い込んだあと、ティエン容疑者らに合図を送って部屋に踏み込ませた。ティエン容疑者は自分の女に手を出したと言いがかりをつけてSさんを殴ったうえ、1500万ドン(約7万4000円)の領収書を無理やり書かせてバイクを奪った。同容疑者はさらにSさんから金の指輪と携帯電話を取り上げ、5000万ドン(約25万円)の借用書を書かせて3日以内に現金を準備するよう脅した。
解放されたSさんが地元警察に被害届を提出して事件が発覚した。