22日午前9時ごろ、東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市タンタム地区の海岸にあるタンタンムオイ社が経営するレストラン「ビエンサイン」で、ヘルメットやマスクを身に付け武器を手にした男ら約10人が、同社のグエン・ハー・ラム副社長に襲いかかり重傷を負わせる事件が起きた。
同レストランの従業員キエットさんは、「店内でラム副社長と話をしていたところ、(タンタンムオイ社の)ダン・バン・ルック社長がやって来て、いきなりラム副社長と取っ組合いのけんかを始めた。ルック社長は外にいた男たちに声をかけてラム副社長を襲わせた」と証言している。また、その場に居合わせたラム副社長の妻ニャットさんは、ルック社長に夫への暴行を止めるよう懇願したが聞き入れられなかったという。ルック社長と男たちが立ち去った後、ラム副社長は病院に搬送されたが、全身に重傷を負っているという。
ルック社長は警察に対し、ラムさんと殴り合いになったことは認めているが、複数の人間がラムさんを暴行した件については口を閉ざしている。地元警察によると、ルック社長とラムさんの間でトラブルが起きたのは今回が初めてではないという。