中部高原地方ラムドン省警察から約20年前に殺人罪で指名手配されていたグエン・バオ・チエン(47歳・男)が3日、南中部ビンディン省警察に自首した。
チエンは20年以上前、妻と共にラムドン省カットティエン郡で暮らしていたが、妻が浮気をしていると疑うようになり、さらに産まれた子どもも自分の子どもではないと思い込むようになっていた。1989年12月16日正午ごろ妻との口論で激高したチエンは、1歳になったばかりの子どもを殺して逮捕され、同省人民裁判所から禁固12年の判決を受けていた。
その後チエン受刑者は病気治療で入院していた病院から逃走、中部高原地方ダクラク省クロンパック郡に身を潜めグエン・バン・ラムという偽名で新たな戸籍を作って生活していた。自首の理由については、後悔の念にさいなまれたためと話しているという。