30日午前8時ごろ、ホーチミン市人文社会科学大学の構内で中年男性の飛び降り自殺事件が発生した。男性は即死した。
現場に居合わせた複数の学生によると、自殺したのは身なりの整った男性だったが、地面に叩きつけられた衝撃で靴は脱げ、服は破れ、顔の半分はつぶれて判別できない状態だったという。また、建物の4階から3階の階段を清掃作業中だった女性は、両手を上げた男性が上から落ちてくるのを目撃したと話している。
通報を受けて現場に駆けつけた地元警察が男性の遺書を発見し身元が判明した。男性はボー・ズイ・フアンさん(44歳)で、妻子と弟あての遺書には家庭内の不和についてつづられていたという。フアンさんは同大学の関係者ではなく、自殺を目的として構内に侵入したとみられている。