ホーチミン市3区人民裁判所は19日、15歳の少女を金で妻にした元大学教員のグエン・バン・アン被告(76歳)に未成年淫行罪で懲役2年の実刑判決を出した。また、少女の実の母親グエン・ティ・ミー・レ被告(41歳)には同じ罪名で懲役1年2カ月の判決を出したが執行猶予が付けられた。
この事件は2007年7月、アン被告が兄嫁の仲介で知り合ったレ被告の娘Nさんを5000万ドン(約27万円)で妻にしたもので、このうち3000万ドン(約16万円)は既にレ被告の手に渡っていた。しかし同居から約1カ月後、Nさんが実家に逃げ帰ったため、アン被告は残金の支払いを拒否。これに腹を立てたレ被告はアン被告を告訴していたが、結局実の娘を金で売ったとして自身も同被告と同じ罪に問われていた。