北部クアンニン省警察は18日、同省ハロン市のハーカイン港株式会社の敷地で15日早朝に起きた6人射殺事件の容疑者として同省ホアインボー郡在住のファム・フイ・ナム(32歳・男)とその一味を全国に指名手配した。ナムは約10人からなる一味の主犯格とみられている。
警察の調べによると、ナムのグループはハーカイン港株式会社の石炭集積場で輸送中にこぼれた石炭を集めてやみ取引を行っていた。しかし、これに目を付けたハロン市在住のタムという男のグループがこの集積場に乗り込み、ナムのグループと以前から縄張り争いになっていたという。
15日の事件で負傷したが一命を取り留めた男性レー・バー・チュンさん(23歳)は、殺された6人と自分は石炭を拾い集めるためタムに雇われていただけと話している。