8日午前12時半ごろ、南中部クアンナム省ディエンナムディエンゴック工業団地内のリエカー(Rieker)ベトナム製靴社の社員食堂で、昼食の中に生きたうじが混入しているのを発見した女性従業員17人が次々に失神して地元の診療所に運ばれる騒ぎとなった。
従業員らはおう吐、手足のけいれん、過呼吸などの症状を示していたため、点滴や精神安定剤の処置を受けた。回復した従業員によると、食事を半分ほど済ませたところでスープの中に入っていたうじに気が付いたという。
この事件後、同社は社員食堂の担当業者であるロンチャー社に新しい食事を準備させたが、食事をする従業員は一人もいなかった。同社のアン副社長によると、ロンチャー社が用意した食事に問題があったのは今回が2回目だという。同社は当面の措置として、ロンチャー社との取引を1週間停止し契約の見直しを行うことを決めた。また、従業員の治療費についてもロンチャー社に請求するとしている。