南中部クアンナム省森林警備支局のジエップ・タイン・フォン支局長は18日、同省人民委員会と警察に、公務執行妨害と殺人脅迫の被害を受けているとの報告書を提出した。フォン支局長によると、同日午前6時50分ごろ、同省タムキー市在住のグエン・バン・ニャムという男が森林警備支局職員のマイ・タイン・ズンさんの自宅を訪れ、応対したズンさんの両親に対し「仕事を止めなければ、手りゅう弾で一家全員を皆殺しにすると息子に伝えろ」と脅迫したという。
この脅迫事件に先立つ8月30日、ズンさん率いる森林警備隊が木材違法運搬の疑いのある車両を支局に移動していたところ、ニャムの率いる一味が車で通行を妨害し、ズンさんや他の職員に暴行を加えるという事件が起きていた。ニャムはその後も何度もズンさんに殺害をほのめかす脅迫電話をかけていた。なお、ニャムは以前同省警察の刑事だったが、トラブルで解雇された人物だという。