中部高原地方ダクノン省ザーギア郡で8日、ヒキガエルの肉と卵を食べたおばあさんと孫が食中毒になり、おばあさんが死亡した。同日午前11時ごろ、ファム・バン・フンちゃん(11歳)は庭で遊んでいる時に2匹のヒキガエルを捕まえ、おばあさんに肉と卵を調理してもらい2人で食べたという。
食後30分ほどすると、2人に頭痛、腹痛、めまいなどの症状が表れたため、近所の住民が2人を地元の病院に搬送した。医師らが胃洗浄や活性炭の服用、点滴などの処置を施したが2時間後におばあさんは死亡した。フンちゃんはホーチミン市第二小児病院に転院して治療を受け、危険な状態を脱したという。ヒキガエルは毒成分「ブフォトキシン」を持ち、これが体内に入ると食中毒の症状を引き起こすことが知られている。